147話 多剤耐性菌騒動

新耐性菌:国内で初確認…NDM1保有 独協医大 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/science/news/20100907k0000m040089000c.html
感染者はインド渡航歴がある50代の日本人男性で、帰国後の昨年4月、別の病気で入院した。5月中旬に約38度の発熱があり、血液検査で抗生物質が効かない多剤耐性大腸菌が検出された。

九州大病院の入院女性から多剤耐性肺炎桿菌 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100908-OYT1T01286.htm
欧米などで感染が広がり、ほとんどの抗生物質が効かない新型の多剤耐性肺炎桿菌(かんきん)が、九州大学病院(福岡市)に入院していた女性患者から検出されていたことが8日、わかった。

帝京大病院:多剤耐性菌に46人が院内感染 9人が死亡か - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/science/news/20100904k0000m040061000c.html
帝京大病院(東京都板橋区、1154床)は3日、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌アシネトバクター・バウマニに患者46人が院内感染し、27人が死亡したと発表した。うち9人は死亡と感染の因果関係が否定できないという。国内で同菌の大規模な院内感染が明らかになるのは、09年の福岡大病院に次いで2例目で感染者数は最多。

多剤耐性緑膿菌、都内施設で4人死亡か 20人が感染
http://www.asahi.com/national/update/0909/TKY201009090293.html
東京都健康長寿医療センター(板橋区)は8日、大半の抗生物質が効かない多剤耐性の緑膿(りょくのう)菌に昨年5月以降、患者20人が感染し、10人が死亡したと発表した。このうち4人は死亡との因果関係が疑われるという。すでに明らかになっている多剤耐性アシネトバクターによる感染では、感染者3人のうち1人は約1カ月間、隔離などの対策をとらなかったという。

東京新聞:日医大病院で46人感染 バンコマイシン耐性腸球菌:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010091002000044.html
東京都文京区の日本医科大病院で昨年末以降、計四十六人の入院患者が、抗生物質のほとんど効かないバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)に集団感染していたことが分かった。うち十四人は死亡しているが、同病院は感染との因果関係を否定している。
大騒動だよな、これ
これらの事件って、それぞれ菌種も薬剤耐性も違うんだよな。
独協医大が、NDM1(New Delhi metallo-β-lactamase)保持の大腸菌、インド経由
九大が、KPC(K. pneumoniae carbapenemase)保持の肺炎桿菌、アメリカ経由
帝京大が、多剤耐性アシネトバクター
長寿医療センターが、多剤耐性緑膿菌(MDRP)
日本医大が、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)

これだけ色々出てくるってことは、相当耐性遺伝子が広がっているんだろうなぁ
やつらプラスミドで他の菌種にも広げるから、一度耐性を獲得すると、病院内でバンバン広げちゃう可能性がある。
やっかいだなぁ
どれも、常在菌なんだよな。普段からそこらにある菌だけど、弱ってると感染しちゃう。耐性の検査をしないと所在が解らない。
抗生物質が効かないと下手すりゃ最後は敗血症だろう? どうしようもないじゃない
菌がどれかの抗生物質に感受性があるように祈る。
新規の抗生物質ってないのかね?
もうなかなか新たな作用機作のものって見つからないみたいよ。
世代交代が速い生物って怖いよね

特集:多剤耐性緑膿菌(MDRP)の感染対策| 日本BD
http://www.bdj.co.jp/safety/articles/ignazzo/1f3pro00000siksv.html
1)内因性の耐性獲得機構(特定の抗菌薬の長期使用により、細菌が本来持つ内在性の遺伝子が変化し、耐性を獲得するもの)
 1. AmpC型β-ラクタマーゼなどの抗菌薬分解酵素の過剰産生:広域セフェム系耐性
 2. DNAジャイレース、トポイソメラーゼなどの抗菌薬標的蛋白の変異: キノロン系耐性
 3. D2ポーリンの減少など細菌外膜の抗菌薬透過性の低下や変化: イミペネム耐性
 4. 薬剤排出ポンプの機能亢進:キノロン系、消毒薬耐性
 5. アルギン酸莢膜多糖を主成分とするバイオフィルム産生の増加
2)獲得性の耐性機構(耐性遺伝子を含む伝達性のR-プラスミドを耐性菌株から獲得して、細菌が耐性化するもの)
 1. IMP-型メタロ-β-ラクタマーゼの産生:広域セフェム系薬、カルバペネム系耐性
 2. アミノグルコシド(AG)アセチル化酵素(修飾不活化酵素)の産生: AG系耐性
上記のD2ポーリン減少とIMP-型メタロ-β-ラクタマーゼ産生を併せもつ株はIMPに対して高度耐性を示し、院内感染対策の点から警戒されている。

これだけ敵に学習機能があると、もう徹底的な除菌くらいしか感染を防ぐ方法がないのかも
そうも言ってられない状況になってる所もあるようだよ?

新種の細菌感染が拡大 - kichihiro3のレバレッジメモ
http://d.hatena.ne.jp/kichihiro3/20100816
背景として、インドの特殊な事情が伺われます。インドでは処方箋が無くても抗菌薬が使用できるため、広域抗菌薬の濫用に歯止めが効きにくい可能性があります。その結果か、インドでは腸内細菌の70-90%がESBL産生菌であるため、どうしてもカルバペネム系薬の使用頻度が高くなり、耐性菌の選択圧が高くなるようです。

ESBLって基質特異性拡張型βラクタマーゼだね。セフェム系が効かないやつ。それが腸内細菌の70-90%ってすごい普及率
日本人が腸内細菌の3%位らしいから、まだ救いようがあるけど、時間の問題なのかもしれない。
で対ESBLでカルバペネム系使ってNDM-1ですか。腸内細菌をバンバン鍛えてるインド人恐るべし
もはや自分で持ってる菌が多剤耐性じゃないことを祈るしかないのか。
まぁ、なんだかんだ言っても、いざ自分で何か出来るかというと、何も出来ないんだよね
気をつけましょうとか言われても、気をつけようがないもんな。
祈るついでに手を洗いましょ
後は体を鍛えるくらいか。
まさしく体が資本だな

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by fujisobadan | 2010-09-10 16:44 | 雑談